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古家付き土地売却と更地売却はどっちがお得?|メリットとデメリットを比較

空き家の処分

築20〜25年以上の古い家が建ったままの土地をどう売ればいいのか、頭を悩ませるケースは多いでしょう。実際に古家付き土地は「建物の解体費用がかかる」「買い手が見つかりにくい」などの理由から、更地や新築物件よりも売却が難しいと言われています。

また、そのまま売却するか更地にしてから売却するかなど、選択次第で売却価格や手間が大きく変わります。

例えば、築30年以上の古い実家を相続した場合、木造住宅の解体費用は坪3万~5万円程度。仮に30坪の家であれば90万~150万円の費用が必要です。一方で、駅近など立地条件の良い土地なら、古家を解体せずとも高値で売れる可能性もあります。

そこで本記事では、「古家付き土地を売却する」基礎知識から、具体的な売却方法や注意すべき税金、よくあるトラブル事例まで徹底解説します。

  1. 古家付き土地売却の基本情報
    1. 古家付き土地とは何か?定義と評価のポイント
    2. 古家と土地、それぞれの価値を把握する
    3. なぜ古家付き土地の売却は難しいと言われるのか?
  2. 古家付き土地の売却方法
    1. 不動産仲介で売却する流れと注意点
    2. 不動産買取で売却するメリット・デメリット
    3. 空き家バンクを活用した売却事例
      1. 空き家バンクのメリット・デメリット
    4. 更地にして売却する選択肢:解体費用と注意点
      1. 解体費用
      2. 注意点
  3. 古家付き土地売却の費用と税金
    1. 仲介手数料、測量費用など、売却にかかる諸費用
    2. 譲渡所得税、印紙税など、売却時にかかる税金
    3. 固定資産税の取り扱い:売主と買主の負担割合は?
    4. 3000万円特別控除など、利用できる特例制度
  4. 古家付き土地売却の注意点
    1. 契約不適合責任とは?古家付き土地売却での特約
    2. 相続した古家付き土地の売却で注意すべきこと
    3. 告知義務:売主が買主に伝えるべきこと
    4. トラブル事例から学ぶ、古家付き土地売却の失敗談
      1. 事例1:契約解除
      2. 事例2:損害賠償請求
  5. 古家付き土地をスムーズに売却する
    1. 複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討する重要性
    2. プロの視点!信頼できる不動産会社選びのポイント
    3. 契約前に確認すべきこと:重要事項説明書のチェックポイント
    4. 【お悩み別】専門家への相談で最適な解決策を見つける

古家付き土地売却の基本情報

古家付き土地とは何か?定義と評価のポイント

古家付き土地とは、一般的に築20〜25年以上の古い家が建っている土地を指します。

木造住宅の場合、築20〜25年で建物の価値はほぼゼロと評価されることが多いです。

例えば、相続で取得した古い実家や、リフォームが必要な築30年の木造一戸建てなどが該当します。

古家付き土地は、土地としての価値はあっても、建物にはほとんど価値がない状態と覚えておきましょう。

古家と土地、それぞれの価値を把握する

古家付き土地の売却を検討する際は、古家と土地、それぞれの価値を把握することが重要です。

古家の価値は、築年数や建物の状態によって大きく異なります。

一方、土地の価値は、立地条件や面積、周辺環境などによって決まります。

古家と土地の価値を総合的に判断し、売却価格を検討しましょう。

例えば、駅近の古家付き土地であれば、建物に価値がなくても、土地の価値が高いため、高値で売却できる可能性があります。

なぜ古家付き土地の売却は難しいと言われるのか?

古家付き土地の売却が難しいと言われる理由はいくつかあります。

まず、買い手は、多くの場合、古い家を取り壊して新しい家を建てることを想定しています。

そのため、解体費用がかかることや、解体後の土地の利用イメージがしにくいことなどが、売却のハードルとなります。

例えば、解体費用は木造住宅で坪3万〜5万円程度、鉄骨造住宅で坪6万〜7万円程度かかります。

また、古家付き土地は、買い手が見つかりにくいだけでなく、不動産会社によっては積極的に取り扱ってくれないこともあります。

古家付き土地の売却は、更地や新築物件の売却に比べて、手間や時間がかかるためです。

しかし、古家付き土地の売却を得意とする不動産会社もありますので、諦めずに複数の不動産会社に相談することが重要です。

古家付き土地の売却方法

古家付き土地の売却方法は、主に次の4つです。

不動産仲介で売却する流れと注意点

不動産会社に仲介を依頼して買主を探す方法で、たいていはこの方法で売却します。

流れ

注意点

不動産仲介で売却する場合、まず査定書を取り寄せますが、あまりに高い査定額は疑ってかかってください。その際、以下の記事も参照してみてください。

不動産買取で売却するメリット・デメリット

不動産会社に直接買い取ってもらう方法で、仲介よりも早く現金化できるというメリットがあります。

不動産買取は、すぐに現金が必要な方や、売却の手間を省きたい方に向いています。

空き家バンクを活用した売却事例

自治体が運営する空き家バンクに登録すると、空き家を探している人に情報提供できます。

国土交通省は「全国版空き家・空き地バンク」を支援しており、LIFULL HOME’S空き家バンクアットホーム空き家バンクと連携して全国の物件情報を検索可能です。

令和7年1月末時点では、多くの自治体が参加し、物件掲載数も増加傾向にあります。

空き家バンクのメリット・デメリット

空き家バンクは、地方の物件や、DIYを楽しみたい人など、特定のニーズを持つ人に有効な売却方法です。

更地にして売却する選択肢:解体費用と注意点

建物を解体し更地にすると、買主が見つかりやすくなる、高値で売れる可能性があるというメリットがあります。

解体費用

木造住宅の解体費用の目安は、坪3万〜5万円です。

注意点

更地にするかどうかは、解体費用や売却価格、固定資産税を比較検討して判断しましょう。

古家付き土地売却の費用と税金

古家付き土地を売却する際、様々な費用や税金が発生します。

事前にしっかりと把握することで、スムーズな売却手続きを進められるでしょう。

仲介手数料、測量費用など、売却にかかる諸費用

古家付き土地の売却では、主に以下の費用が発生します。

これらの費用は売却代金から差し引かれることが多いです。

事前に不動産会社に確認し、資金計画を立てましょう。

譲渡所得税、印紙税など、売却時にかかる税金

古家付き土地の売却で利益が出た場合、以下の税金がかかります。

譲渡所得税の税率は、所有期間によって異なります。

税金について不安な場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

固定資産税の取り扱い:売主と買主の負担割合は?

固定資産税は、毎年1月1日時点の所有者に対して課税される税金。

古家付き土地を売却する場合、売主と買主で固定資産税を日割り計算して精算することが一般的です。

例えば、5月1日に売買契約を締結し、6月1日に物件を引き渡した場合、以下のようになります。

不動産売買契約書に固定資産税の精算方法を明記し、トラブルを防ぎましょう。

固定資産税の精算は、売買代金と同時に行うことが一般的です。

3000万円特別控除など、利用できる特例制度

古家付き土地の売却では、一定の要件を満たすと、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例が利用できます。

これらの特例を利用するためには、確定申告が必要です。

自分に適用できる特例があるかどうか、事前に税理士や税務署に相談しましょう。

古家付き土地売却の注意点

古家付き土地の売却は、更地での売却とは異なる注意点があります。

売却後のトラブルを防ぐために、注意点を理解しておくことが重要です。

契約不適合責任とは?古家付き土地売却での特約

契約不適合責任とは、売買契約の内容と異なるものを引き渡した場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。

例えば、契約書には「雨漏りなし」と記載されているのに、実際には雨漏りがあった場合、売主は修繕費用を負担したり、損害賠償を請求されたりする可能性があります。

古家付き土地の場合、築年数が経過しているため、建物のどこかに不具合がある可能性が高いです。

そのため、売買契約書に特約を設けることが一般的です。

古家付き土地を売却する際は、契約不適合責任に関する特約について、買主と十分に話し合い、合意を得ておくことが重要です。

専門家(不動産会社、弁護士など)に相談し、適切な特約を設けるようにしましょう。

相続した古家付き土地の売却で注意すべきこと

相続した古家付き土地を売却する場合、以下の点に注意しましょう。

相続税の申告期限は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10ヶ月以内です。

申告期限を過ぎると、加算税や延滞税がかかる可能性があります。

相続した古家付き土地の売却は、手続きが複雑です。

専門家(司法書士、税理士など)に相談し、サポートを受けることをおすすめします。

告知義務:売主が買主に伝えるべきこと

告知義務とは、売主が買主に対して、物件に関する重要な事項を伝える義務のことです。

告知義務を怠ると、契約解除や損害賠償請求につながる可能性があります。

古家付き土地の場合、以下の事項は必ず告知しましょう。

告知事項は、口頭だけでなく、書面(告知書)で伝えることが重要です。

告知義務について不安な場合は、不動産会社に相談し、アドバイスを受けましょう。

トラブル事例から学ぶ、古家付き土地売却の失敗談

古家付き土地の売却では、様々なトラブルが発生する可能性があります。

事例1:契約解除

契約時に告知していなかった給水管の故障により水漏れが発生した事例で、紛争になったケースがあります。​特に築年数が経過している物件では、配管の腐食が進行していることが多く、水漏れが発生するリスクが高まります。​このような場合、売主は水漏れの補修を行う責任を負うことになります。

事例2:損害賠償請求

売買契約後に、買主が柱や土台の木材内部にシロアリ被害があることを発見し、売主に対して損害賠償を請求したケースもいくつかあります。

建物の重要部分に被害が及んでおり、構造耐力上危険な状態であれば、売主の契約不適合責任に基づく損害賠償請求が認められる可能性もあります。


上記を踏まえて、以下の点に注意が必要です。

これらの事例を参考に、ご自身の古家付き土地の売却で同じような失敗をしないように注意しましょう。

古家付き土地をスムーズに売却する

複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討する重要性

古家付き土地の売却価格は、不動産会社によって大きく異なる場合があります。これは、それぞれの不動産会社が得意とするエリアや物件種別、販売戦略などが異なるためです。

また「高い査定がよい査定ではない」という点にも注意が必要です。

不動産の査定は自動車の査定と違い、その査定額で買い取ってくれるわけではありません。従って、高ければよいという理屈はまったくありません。正確な査定でなければならないのです。

筆者の知人の例ですが、以下のような査定額が出たことがあります。しかし、B社の2000万円は相場を上回る、根拠の薄い数字でした。

最終的に、知人はその中から最も信頼できると感じた不動産会社を選び、納得のいく価格で売却を成功させました。

複数の不動産会社に査定を依頼し、それぞれの査定価格や提案内容、担当者の対応などを比較検討することが重要です。

プロの視点!信頼できる不動産会社選びのポイント

信頼できる不動産会社を選ぶことは、古家付き土地の売却を成功させるための重要なポイントです。

以下は、不動産会社選びの際にチェックすべきポイントです。

担当者が、お客様の状況や要望をしっかりとヒアリングし、メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれるかどうかも重要な判断基準です。

さらに、地域密着型の不動産会社であれば、その地域の特性や相場に精通しているため、より適切なアドバイスを期待できます。

契約前に確認すべきこと:重要事項説明書のチェックポイント

重要事項説明書は、不動産取引において非常に重要な書類です。

売買契約を結ぶ前に、必ず宅地建物取引士から重要事項説明を受け、内容をしっかりと理解する必要があります。

重要事項説明書には、物件に関する情報や取引条件など、さまざまな事項が記載されています。

特に古家付き土地の場合は、以下のような点に注意して確認しましょう。

内容をよく確認し、不明な点や疑問点があれば、必ず宅地建物取引士に質問し、納得した上で契約に進むことが大切です。

【お悩み別】専門家への相談で最適な解決策を見つける

古家付き土地の売却には、様々な悩みや疑問がつきものです。

そのような時は、一人で悩まず、専門家に相談してみましょう。

各分野の専門家は、それぞれの専門知識を活かして、お客様の状況に合わせた最適な解決策を提案してくれます。

例えば、税理士に相談すれば、譲渡所得税の計算や、利用できる特例制度について詳しく教えてもらうことができます。

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